ハウスメーカーさんと種市工務店の違い

こんにちは◎

今日は、父とのお勉強会で教わった内容をアップする事にしました。

まずとうとつですが、「家」に使われている材木は、陽の光をサンサンと浴びて育った「南側」の木の部分を使うのか、陽の光をほとんど浴びずに育った「北側」の木の部分を使うのか、どちらだと思いますか?


正解は陽の光をほとんど浴びずに育った「北側」の木の部分なのだそうです。

「南側」の木の部分は陽の光をサンサンと浴びて甘やかされて育った「おぼっちゃん」の様な部分で、「北側」の木の部分は、陽の光をほとんど浴びずに厳しい環境で育った部分。

この「北側」と「南側」の大きな違いは『節(ふし)』です。

節とは木を切った時に見かける「目」の様な部分の事をいうのですが、この節はもともと枝があった部分にあります。なので節を見かけたら、そこに枝があった事がわかります。

話をもとに戻して、「北側」と「南側」の大きな違いは『節』といいましたが、この節は陽の光をサンサンと浴びて育った側に枝がいっぱいできる様に、枝の数だけ『節』ができてしまいます。

逆に陽の光をほとんど浴びずに育った側の部分は枝の数が少ない為、節の数も少ない。という訳です。

ですので、「家」を建てる材木は節の少ない(またはナイ)北側の部分を使うのが常識なのだそうです。
(※「節の少ない材木を使う理由」は後日書きますね◎)

今日の題である「ハウスメーカーさんと種市工務店の違い」ですが、ハウスメーカーさんはプレカットという材木を切っていく機械があるのですが、その機械を使って大量に木を切っていきます。

この時、木の向き(「北側」なのか「南側」なのか)を確認しません。確認するという事じたい不可能なのです。
一年間に数えきれない棟数を建てるハウスメーカーさんが、ひとつひとつ確認作業をするという事は、棟数の規模が大きい分それだけ時間も費用もかかってしまう為です。

ですが種市工務店はハウスメーカーさんの様に大量に家を建てません。その分丁寧に大工さんが確認をし、その家に適した材木を選び、丈夫な家を建てていきます。

数をこなすのではなく、質重視が種市工務店です◎◎


(種市 知子)