経年変化による柱の木痩せを見据える
「耐震ウルトラナット」の話
ウルトラナット

木造家屋の柱を守る
高耐震「木骨工法」の話

知ってました?
木材は水分が抜けると痩せるんです。

樹木は根から水を吸い大きく育ちます。

伐採された木は根から水が吸収ができないため
乾燥させずに生木のまま使用すると
細胞の中に蓄えられた水分がどんどんぬけて
反ったりねじれながら痩せてきます。

そのため木造建築に使用する木材は
環境に合わせた含水率に乾燥させてから
柱や梁として使用します。

生木の状態で、だいたい60%程の含水率です。
木造建築用には20%以下まで乾燥させる必要があります。

高組立精度の乾燥させた柱でも生じる『木痩せ』

木造建築用の木材は乾燥による変形が起こらないよう、含水率20%以下まで乾燥させた組立精度の高い木材を使用します。日常的に空気に触れる柱は数年かけてゆっくり乾燥し、だいたい10%程度の含水率で安定します。含水率が安定するまでの間に、柱の太さが若干痩せることを『木痩せ』と呼びます。(柱の長辺には殆ど影響がありません)

木痩せした締結部に強い揺れが加わるとどうなるか

組立精度の高い柱や梁は、施工時にボルトとナットでガッチリ挟んで締結しますが、常に空気に触れているため数年かけて『木痩せ』が起こり、柱や梁のボルトに小さな緩みが生じることがあります。
緩みが生じた接合部分に地震の強い揺れで圧がかかると、ボルトや材が破損し、建物全体のゆがみや損壊の原因になります。

長く住める安全な木のづくりには経年変化の「木瘦せ」も視野に入れた耐震対策が大事です。

『耐震ウルトラナット』は
梁や柱の『木痩せ対策』金具です。

耐震ウルトラナットの強み その1
6本のツメが食い込み、ボルト脱落を防ぐ

『耐震ウルトラナット』についている6本の鋭利なツメは、材の内部で外側に開くように刺さり、ボルトの脱落を防ぎます。
もしも取り付ける際に、硬い木の節に当たるなどしてツメが1箇所刺さらなくても、5本のツメがそのほかの場所に食い込んで刺さるので、ボルトはしっかり固定されます。

耐震ウルトラナットの強み その2
『梁や柱』不要な穴を開けない。

『耐震ウルトラナット』は、鋭利で細く小さな6つのツメを材にがっちり食い込ませ、材に不要な穴を開けることなく、ボルトを固定できます。
一般の木痩せ対策のように材に余分な穴をあけて金具を装着時する必要がないため、材の欠損を原因とする弱点をつくりません。

耐震ウルトラナットの強み その3
『木痩せ』に追随してボルトが締まる。

施工から年月が経ち、木痩せで材の太さが締まっても『耐震ウルトラナット』の6つのツメが木痩せに追随して掴み続けるため、長期にわたってボルトとナットの締結が緩みません。

耐震ウルトラナットの強み その4
地震で揺れた時本領を発揮!

地震が起こると、6本のツメは揺れで生じる引っ張り抵抗力を利用し、『耐震ウルトラナット』側にかかる圧の動きに合わせてがっちり締め付けます。
もし地震の急激な力でボルトのネジ山が一部破損しても、破損箇所を飛び越えて『耐震ウルトラナット』が締め付けるので、ネジ山がある限り柱の締結力はしっかり維持されます。

木を知り尽くした職人の技術と知恵とノウハウで
安心してお住まい頂ける高耐震性の木の家づくり

種市工務店は数多くの木造建築を手がけてきた経験とノウハウをベースに、基礎と土台と柱を接合する耐震工法『木骨工法』と、経年による木痩せを見越した『耐震ウルトラナット』を組合わせ、末長くお住まい頂ける居心地の良い『木の家づくり』をご提案しています。

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